躯体サブコン事業を手がける株式会社エルライン(東京都品川区、代表取締役社長・浅野勝人)は2026年8月12日、CREソリューションと不動産テックを展開するククレブ・アドバイザーズ株式会社(東証グロース市場、証券コード276A、代表取締役・宮寺之裕)と業務提携を締結したと発表した。建設分野と不動産分野をまたぐバリューチェーンを一体で提供する共創モデルの構築を目指す。
エルラインは足場・仮設工事を祖業に、型枠・鉄筋・解体・リニューアルなど躯体工事へ領域を広げてきた。200名を超える自社職人による施工力と全国6拠点の資材センターネットワークを強みとし、近年は中小の専門工事会社向けに建設DXプラットフォームも提供している。一方、事業用地の一部を個人地主からの賃借に依存しており、相続や所有権移転に伴う契約条件の変更リスクが経営課題となっていた。
提携は主に4つの領域で進む。第一に、資材センターなど事業用不動産の安定化と拠点拡大を、ククレブ側の不動産取得・保有によって支援する。第二に、ククレブが組成・関与する不動産ファンドへのエルラインの共同出資や、保有物件の売却支援など不動産ビジネスでの相互協業。第三に、ククレブが関与する収益不動産の保有・共同保有と、そのリノベーション・改修・建替工事におけるエルラインの施工協力。第四に、建設DXと不動産テックのデータ資産を相互活用した新サービスの共同開発と、共同出資による事業会社取得など資本面での連携である。
今回は基本的事項を定めた段階で、締結時点の業績への影響は軽微としている。両社はまず資材センターの保有安定化と工事・収益不動産の連携から着手し、順次テクノロジー・資本面の連携へ発展させる方針だ。
出典:PR TIMES