メーカー・サービス会社の方(販売代理店の方を含む)が、不動産アライアンスを成功させるためには、できるだけ効率的に多くの不動産会社との提携を結ぶことが重要です。このページでは成功へのステップや、注意点をご紹介いたします。長期的なビジョンで不動産アライアンスを構築していきましょう。
成功へのステップ
- 目的と目標の明確化
- チャネルの一つとしてだけではなく、事業全体をどのような方向で拡大させていきたいのかを考えましょう。その上で、具体的な目的と測定可能な目標を明確にします。
- 代理店(アライアンス)制度構築
- 不動産アライアンスは、基本的には代理店制度と同じ要領です。代理店=アライアンス先である不動産会社にどこまで業務を行ってもらうか、仕組み、手数料について考えます。目的と目標を意識し大きく考えることが重要です。
- 販促ツール考案
- 不動産会社から顧客をトスアップしてもらうためのツールを考えます。用紙への記入、端末からの入力、LINEなどの活用、その他。個人情報の取り扱いに気をつけ、自社に合った販促ツールを考えます。制作ではなく考案としているのは、プロダクトアウトにならないため。時間とコストをかけて販促ツールを制作しても、アライアンス先が見つからない、見つかっても使われない、というミスを回避するためです。
- 提案資料(募集文書)作成
- 代理店制度や販促ツールの内容が固まったら、提案資料を作成しましょう。商品・サービスの内容、アライアンス相手に望む業務範囲、報酬やその他の条件を資料にまとめていきます。資料の中に販促ツールを明確にしておくことで、契約獲得がしやすくなります。(この時点で契約書なども準備しておきます)
- アライアンス先探し
- 準備が整ったらアライアンス先を探します。直接アプローチ、紹介、ネット上のサービス利用が有効です。
- アライアンス先選定
- 集まったアライアンス先すべてが有効とは限りません。収益が見込めない先に時間とコストをかけてしまわないように、基準を設けておきアライアンス先を選定していきましょう。
- 契約締結
- 上記のステップを踏み、アライアンス契約を締結します。
- 研修と支援開始
- アライアンス先に研修は実施しましょう。仕組みが良くできていても、最終的には人が動きますので、研修によりアライアンス先で活動する方々が成功できるように支援をしていく必要があります。
注意点
- 相互理解と尊重:異なる企業文化を持つパートナー同士であっても、相互理解と尊重が重要です。
- 長期的な関係の構築:一過性の利益ではなく、長期的な関係を目指し、持続可能なアライアンスを追求します。
- 柔軟性の維持:市場環境や事業環境の変化に柔軟に対応できるよう、アライアンスの枠組みを適宜見直し、調整します。
- 課題解決:課題が生じた場合は、迅速に解決する準備をしておく。成果が出ない場合や状況の変化によってはアライアンスの解消、アライアンス制度の廃止も視野におきます。
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